
HSPとは?高感度という特性を理解し、強みに変える方法|FUUKA
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高感度(HSP)という特性を理解し、活かす
※この記事は、オランダのエッセンシャルオイルブランド「De Groene Linde」の創業者マリアンヌ・リューリックによるブログ記事を、FUUKAが翻訳・再編集したものです。私自身もHSPとして長く悩んだ経験があり、この文章に深く共感しました。
もし、HSPという言葉にまだなじみがなくても、「なんとなく生きづらい」と感じている方にはきっと届く内容だと思います。香りと感覚のつながりに興味がある方にも、ぜひ読んでいただきたいです。
近年、「HSP(高感度)」という言葉が広く知られるようになり、注目される機会も増えてきました。情報も以前より多くなり、理解が深まっているのを感じるのは、とても嬉しいことです。
私自身、HSPであることに長く悩んできました。なぜ自分はこんなにも人と違うのだろう?と戸惑い、社会にうまく馴染めずにいました。でも今、HSPに関する特徴を目にすると、ほとんどが自分に当てはまっていることに気づき、ようやくその理由がわかったのです。今では自分に合った環境を整えながら、HSPの特性を活かす暮らしをしています。
そしてこの経験から、私自身や家族、特に息子、同じように敏感な人や子どもたちを支える方法も、少しずつ見つけてきました。
HSPとは?その特徴と研究について
HSP(Highly Sensitive Person)は、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した概念です。博士はその特性を測るためのテストを作成し、HSPの特徴を体系的にまとめました。
この特性は、神経系がとても敏感であることから、外からの刺激に対して人一倍強く反応するというものです。
HSPによく見られる特徴
- 驚きやすく、予想外のことが苦手
- 刺激の多い日は寝つきにくい
- 大きな変化が苦手
- 周囲の感情や空気を直感的に察知する
- 深く考え、鋭い質問をする
- 他人を笑顔にするのが得意
- 環境の微細な変化に気づく
身体的な特徴
- チクチクする服の感触が苦手
- 小さな音やかすかな匂いにも反応しやすい
- 静かな空間を好み、騒がしい場面に不快感を覚える
- 高い集中力を持つが、疲れやすい
HSPが抱えやすい課題
HSPの人は、感受性の強さゆえに日常生活での刺激に影響されやすく、学校や職場、家庭でもストレスが蓄積しがちです。
疲労や不安、眠れなさ、感情のアップダウン…。
特に子どもは、期待や活動が重なると、心身のバランスを崩しやすくなります。
高感度を「強み」として活かす
HSPの特徴を「自分の一部」として理解し始めると、かつては悩みだったことが、少しずつ強みに変わっていきます。
たとえば、深い共感力や繊細な感受性は、人との関係の中で大きな力になります。
子どもたちは、好奇心や想像力にあふれています。
周りの大人がその特性を理解し、うまく環境を整えてあげることで、その子自身の持つ可能性が自然と育っていくのだと実感しています。
HSPをサポートするための新しいホームワークショップ
HSPを味方にするホームワークショップ(準備中)
私はHSPの特性を理解し、活かすための「HSPを味方にする」ホームワークショップを作成しました。
このワークショップでは、HSPを強みとして取り入れる方法、自分や家族をサポートするための考え方や工夫を学べます。
また、De Groene Lindeの製品を用いたケアのアイデアもご紹介します。リラックスのためのミストや、敏感な子にやさしいアロマシールなど、日常に取り入れやすい工夫が詰まっています。
※こちらのワークショップは、現在FUUKAではご提供できませんが、いつか日本でもご紹介できるよう、準備を進めています。