
HSPの私と大移動の旅|宮古島で感じた「繊細さ」と五感の敏感さについて
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※ミュートを外すと音楽も流れます。夕焼けをバックにヤドカリが歩いています。
久しぶりの大移動とリセットの時間
年末からFUUKAの立ち上げに全力を注いできた私。輸入作業が無事に終わったタイミングで、ひと息つこうと、友人とともに南の島・宮古島へ向かいました。
長野から特急と飛行機を乗り継いで、ようやくたどり着く場所。美しい自然と海に囲まれたこの島は、以前から行ってみたかった憧れの地でした。
繊細な五感との向き合い方
私はHSP(Highly Sensitive Person)として、五感がとても敏感です。特に「聴覚」「視覚」「嗅覚」が過敏で、人混みや閉鎖的な空間では、他人の感情や思考をどんどん受け取ってしまいます。
・トイレを我慢している人の焦り
・隣の人のイライラ
・スマホで誰かを物色するような無意識の視線や感情
こんなことまで、自然と入ってきてしまう。
だからこそ、私は旅先でもイヤホンとマスクをフル装備。自分の世界に戻るための準備を欠かせません。
香りと“周波数”という視点
この数年で感覚はさらに研ぎ澄まされ、大病を経て「気のせい」では片づけられない敏感さが出てきました。
でも、De Groene Lindeのアロマに出会ってから、「香りにも周波数がある」と知り、少し見方が変わったのです。
もしかすると、私は“香り”や“空間”の周波数の違いに反応しているのかもしれない。
それなら、自分にとって合う香りを味方につけることで、外界との境界線をやさしく引けるのでは?──そう思えるようになりました。
オランダと日本のHSPへの理解の違い
オランダでは、HSC(Highly Sensitive Child)たちが、学校でノイズキャンセリングのヘッドフォンを使うことが認められています。集中するために、外の刺激を自分でコントロールできる環境がある。
でも、日本ではどうでしょう?
大人でも、イヤホンや耳栓をしていると「集中していない」と見られることもあります。
本当は、「集中しすぎるからこそ遮断が必要」な人もいるはずなのに。
敏感な人が旅をするということ
今回の宮古島への旅で改めて感じたのは、「敏感さ」には準備が必要だということ。そして、そんな自分を守るために、香りやアイテムの力を借りていいということ。
今日も私は、イヤホンを耳に装着して、自分の世界に戻ります。
静かな内側の世界を、香りで整えながら。