子供のアロマについて

子供のアロマについて

はじめに

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花・葉・果皮・樹脂などから抽出された、非常に高濃度な天然成分です。
自然由来であることと、安全であることは同義ではありません。

とくに子どもに使用する場合、
大人と同じ感覚・同じ量で扱うことはできません。

FUUKAでは、子どもに関わる製品を扱う立場として、
「使えるかどうか」よりも、「使わない判断ができること」を何より大切にしています。

本ページは、
子どもに精油を使う際の安全性・考え方・注意点を正しく理解していただくための公式ガイドです。
医療行為や治療を目的としたものではありません。


本ガイドの情報について(出典と考え方)

本ページの内容は、
Christina Anthis 著
『The Complete Book of Essential Oils for Mama & Baby』
をはじめとする、子どもと精油の安全使用に関する専門的知見をもとに構成されています。

また、精油に関するヨーロッパの安全規制(GHS:Globally Harmonised System)も踏まえ、「なぜ注意が必要なのか」「なぜ制限があるのか」を正確にお伝えします。

FUUKAでは、
精油を「効果を出すためのもの」ではなく、
心身の状態に寄り添うための自然の力として扱っています。


精油は“軽く扱うものではありません”

精油は非常に濃縮された物質であり、
その中には自然由来の化学成分が多数含まれています。

これらの成分は、
EUのGHS(化学物質の分類・表示に関する世界調和システム)において、
「注意が必要な物質」として分類されるものも含みます。

これは「危険だから使ってはいけない」という意味ではありません。
正しい知識と適切な量が必要だということです。


なぜ、子どもには強く作用するのか

精油が子どもに強く感じられるのは、感覚的な話ではありません。
明確な身体的・発達的理由があります。

1. 体が小さく、影響が相対的に大きい

子どもは体重・体表面積が小さいため、
同じ量でも体への影響は大人より大きくなります。

これは薬や食品添加物と同じ考え方です。


2. 解毒・代謝機能が未発達

精油に含まれる成分は、主に肝臓で代謝・解毒されます。

乳幼児や子どもは、

  • 肝機能
  • 解毒酵素の働き

がまだ発達途中です。

そのため、大人なら問題なく処理できる量でも、
子どもにとっては負担になることがあります。


3. 嗅覚と神経系が非常に敏感

嗅覚は、五感の中で最も脳に直結する感覚です。
香りの情報は、大脳辺縁系(感情・自律神経・記憶)へ直接届きます。

子どもはこの神経系がまだ成熟していないため、

  • 香りを強く感じやすい
  • 情緒や興奮に影響を受けやすい

という特徴があります。


4. 皮膚が薄く、吸収しやすい

子どもの皮膚は大人よりも薄く、バリア機能も未熟です。
そのため、皮膚から吸収される成分の影響も出やすくなります。


5. 不調を言葉で説明できない

子どもは、

  • 違和感
  • 刺激
  • 気持ち悪さ

を正確に言葉で伝えることができません。

泣く・落ち着かない・眠れないなど、
別の形でサインを出すことがあります。

だからこそ、
大人が先回りして慎重である必要があります。


Less is more

Less is more
子どもには、ほんの少しで十分です。

精油は、たくさん使えばよいものではありません。
量を増やすことが、安心につながることはありません。

子どもにとって大切なのは、
「効かせること」ではなく
「安心していられること」です。

足すより、引く。
それが、最も安全で誠実な選択です。


使用に関する基本的な考え方

行わないこと

  • 精油の飲用
  • 原液を直接肌に使用すること
  • 大人用精油を自己判断で子どもに使うこと

注意が必要なケース(コントラ・インディケーション)

以下に該当する場合は、特に慎重にしてください。

  • てんかん
  • 喘息
  • 皮膚疾患・アトピーなどの皮膚トラブル

アレルギー反応について

精油に含まれる成分に対して、
アレルギー反応が出ることがあります。

以下のような症状が見られた場合は、
すぐに使用を中止してください。

  • かゆみ
  • 赤み
  • 不快感・違和感

必要に応じて、専門家や医師にご相談ください。


年齢別の基本的な考え方

0〜6ヶ月

この時期の赤ちゃんには、
精油そのものは使用しません。

体がまだ成分を処理できる段階にありません。


6ヶ月〜3歳

少しずつ体の機能が発達しますが、
使用はごく慎重に行う必要があります。

強い香りや長時間の使用は避けます。


3〜4歳

子ども向けに設計されたもののみを使用します。
香りは「ほんのり感じる程度」に留めます。


4〜8歳

子ども向けラインは使用可能ですが、
必ず推奨量・回数を守ります。


8歳以上について

8歳以上になると使用できる幅は広がりますが、
感受性の高い子どもは、より穏やかなラインを好む場合があります。

年齢だけでなく、
その子自身の反応を最優先してください。


使用量について(一般的な参考情報)

FUUKAでは、子ども向けのマッサージオイルやロールオンなどの製品は販売していません。以下に掲載する使用量の目安は、FUUKA独自の製品案内ではありません
本情報は、
FUUKAが取り扱っているオランダのアロマブランド
De Groene Linde(デ・フローネ・リンデ) が、
子どもと精油の安全な関わりについて一般向けに公開している情報をもとにしています。

子どもに精油を使う際、
「どれくらいが多いのか」「どこまでが安全なのか」
判断に迷う方が多いため、
一般的な安全基準として参考になる情報を共有しています。


ご理解いただきたいこと

  • 以下の表は安全のための上限目安です

  • 使用を推奨するものではありません

  • 効果を高める目的で量を増やすことはしません

  • 子どもの年齢・体調・感受性を最優先してください

Less is more
子どもには、ほんの少しで十分です。


年齢別|精油使用量の目安(一般的な参考情報)

※FUUKAではマッサージオイルやロールオン製品は販売していません。
以下は、オランダのアロマブランドが公開している一般的な安全基準を、日本語で紹介したものです。
使用を推奨するものではなく、判断の参考情報として掲載しています。


ディフューザーで使用する場合

年齢 使用量
0〜6ヶ月 0滴
6〜36ヶ月 2滴*
3〜4歳 2〜4滴
4〜8歳 4〜6滴

* 該当年齢向けの穏やかな精油・ブレンドに限ります。


香り石・ぬいぐるみに使用する場合

年齢 使用量
0〜6ヶ月 0滴
6〜36ヶ月 1滴*
3〜4歳 2滴
4〜8歳 2滴

* 該当年齢向けの穏やかな精油・ブレンドに限ります。


お風呂・マッサージオイルに使用する場合(20mlあたり)

年齢 使用量 希釈濃度の目安
0〜6ヶ月 使用しません
6〜36ヶ月 2滴* 約0.2%
3〜4歳 4滴 約0.4%
4〜8歳 6滴 約0.6%

* 該当年齢向けの穏やかな精油・ブレンドに限ります。

希釈について

精油は水に溶けないため、必ず植物性のベースオイルで希釈して使用します。
原液を直接お風呂に入れたり、肌に使うことはしません。

ベースオイル例:
ホホバオイル/スイートアーモンドオイル/セサミオイル(無香料・添加物なし)

希釈濃度は、

  • 精油1滴 ≒ 約0.05ml
    という一般的な業界換算と、
    専門書およびオランダの年齢別使用量表をもとに算出しています。


ロールオンの使用回数(参考)

年齢 使用回数
0〜6ヶ月 使用しません
6〜36ヶ月 1日最大2回まで*
3〜4歳 1日最大2回まで
4〜8歳 必要に応じて

* 該当年齢向けの穏やかなロールオン製品に限ります。



使用できる精油一覧(空間芳香・目安)

お子様の年齢(月齢)に合わせたマイルドなものから選び、ごく少量からお試しください。

年齢の目安 推奨される精油の例(空間芳香)
3ヶ月〜 ラベンダー、カモミール・ローマン、ロザリーナ、オレンジ
6ヶ月〜 マンダリン、ベルガモット、ゼラニウム、パルマローザ、ティートリー、シトロネラ
3歳〜 レモン、バニラ、イランイラン、スペアミント、パチュリ、ベンゾイン
6歳〜 ペパーミント、ユーカリ、ローズマリー、アニス、フェンネル、セージ


免責事項

本ページは、精油の安全な使用についての情報提供を目的としています。
医療行為や治療を目的としたものではありません。

健康上の不安や症状がある場合は、
必ず医師や専門家にご相談ください。


FUUKAの姿勢

子どもに関わるものだからこそ、
FUUKAは「売るための説明」はしません。

迷ったときは、使わない。
それが、子どもを守るいちばん確かな選択です。

※取扱商品についてもFUUKA独自に
確認を行い、対象年齢を変更しているものがあります。
国の基準が違う理由などが影響しています。
その都度、オランダのお店に相談し、最善を選んでおります。
不安な場合は、悩むよりお問い合わせください。

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